またまたご無沙汰してしまい申し訳ございません<(_ _)>。 マーラも職員も相変わらずな毎日です。
先日、マーラの歯の写真を撮ることができましたので、今回は、かなり不思議なゾウの歯についてお話しします。
皆さん、ゾウの歯って見たことありますか? ゾウは、牙を除き、上下左右それぞれ1本~2本の臼歯(奥歯)しか生えていないので、全体はなかなか確認できません。
今のマーラの歯は、こんな感じです・・・。
ちなみに、生後7カ月(2012年4月)の時は、
こんな感じでした・・・。 今と違って歯も可愛かった・・・(*^_^*)。
そして最初に生えた歯(M1)は、上下左右の4個中3個、抜けた時に回収できたので、大事にとってあります。
1個は親指の頭ほどの大きさです。
ゾウの歯は6回生え換わると言われています。ただ、人のように、歯の上(もしくは下)から新しい(大人の)歯が生えてきて、古い歯(乳歯)が抜け落ちるのとは違います。ゾウの歯は、古い歯がすり減ると、奥(古い歯の後ろ)から新しい歯が生えてきて、古い歯は手前に押しだされるように少しづつ欠けながら抜け落ちます。
学生の頃、解剖学の授業で、この歯の生え換わりについて、哺乳類の多くは垂直交換で、ゾウは水平交換と習ったのですが、正直、実物を見るまでは、意味がわかりませんでした・・・(^^ゞ。
ゾウは、最初の歯(M1)が2~3歳、次の歯(M2)が4~6歳、M3が9~15歳、M4が18~22歳、M5が40~50歳で抜け落ち、M6は死ぬまで使う歯と言われています。現在のマーラの歯は、M2とM3です。
下の写真は、大人のゾウの下あごの骨格標本です。
靴底のような歯(M5)の奥(後ろ)に次の歯(M6)が生えてきています。
ヘタなイラストですが、上の写真の説明です。
下の写真は、アーシャーの欠けた歯で、M5と思われます。
ちなみに、ゾウの牙は犬歯ではなく切歯(前歯)で、生え換わることなく一生伸び続けます。アーシャーも、ダーナも牙を自分で折ってしまうため、牙がないように見えますが・・・(^^ゞ。
下の写真は、アーシャーの折られた牙・・・。
マーラは少し前から、ハーモニカを自分で持って吹けるようになりました・・(^^)v。
鼻を持ち上げている間に、口の中をしっかり見れるかもしれないと、“マーラ、ハーモニカだよ~” と呼ぶと、鼻の穴全開で寄って来ました・・・(^_^;)。
さあ、ハーモニカを自分で持って吹いてちょうだい!(黄色いのは、バナナではなくハーモニカです・・(^v^))。
このどや顔・・・(^^♪
しかし、鼻を上げても、口の中はあまり見えませんでした・・・(T_T)。